Larry Coryell
無事ライブを終えた竹内いちろさんと伊那に戻り、いつも通り酒を飲みながらの音楽談義。同年代で似たような音楽を聴いてきたこともあり、かなり濃い話となるのが常。
今回、話題の中心はギタリストのラリー・コリエル。この人のこととなると、現役プレイヤーを前にしてもこちらとして引くわけにはいかない。自分の演奏を重ねているソロアルバム、ギターやほかの楽器とのデュオなど、次々と音源を引っ張り出してきては聴きまくっていく。聴いたのは(写真右奥から時計回りに)
Joe Pass/Virtuoso
Larry Coryell/Twelve Frets to One Octave
Larry Coryell/Standing Ovation
Larry Coryell, Emily Remlar/Together
Larry Coryell, John Scofield, Joe Beck/Tributaries
Larry Coryell/Dragon Gate
Larry coryell, Michal Urbaniak/A Quiet Day In spring
Paco de Lucia/Castro Marin
アコースティック中心の名盤・佳作ぞろいだが、残念なことに手に入りにくいものもいくつかあるようだ。
延べ7時間近くにわたってのラリー・コリエル三昧。改めて聴きつづけると、その根底に流れているロック・スピリッツを強く感じずにはいられない。もちろんビバップ、ジャズ・ブルース、スパニッシュ、カントリーなどの香りも見え隠れする。とにかく彼の持つ引き出しの多さに感服というのが二人の意見。いちろさんがつい口にした「ずっと聴きつづけても彼の演奏は飽きさせないねぇ」という言葉は最大級の賛辞だろう。
こんなアコースティック・デュオスタイルでの演奏が、もっと増えるといいなと思わずにはいられなかった。竹内いちろさんの今後の展開についつい期待してしまう。まずは同好のパートナー探しからだろうか…いちろさん。
あれだけ聴いてもお腹が一杯にならないんですよねえ。
>いちろさん
いらっしゃいませ。ほんとですよねぇ。一人の演奏にフォーカスをあてて聴きつづけるのも面白かったです。
今回聴き漏らしたものは次回またゆっくりと。