Chair part1

高校生の頃から使っていた椅子がいよいよダメになってしまった。

兄が東急ハンズで見つけてきた製図用の椅子で、当時はガスリフト付きや転倒しにくい5本脚のものはとても珍しかった。どこにもメーカー名とかがないので、ひょっとするとハンズのオリジナル商品かもしれない。すこぶる快適だったので、すぐに自分用にも買ってもらい、それ以降は大学時代のアパート暮らしを含めて引っ越しをするたびにいつも一緒だった椅子。

学生時代は勉強机用の椅子、社会人になってからはもっぱらPC前の置いていたのだが、本当に長い間の付き合いだった。しかし、35年ほどが過ぎてMDF製の座面の芯が割れ、表面のビニールも劣化してしまってさすがに支障が出るようになってきた。

「ボチボチ新しい椅子に替えるかな」と思っていた頃、音楽制作をしている友人のスタジオで、高機能チェアの定番Herman-MillerのAeron Chairに座る機会があった。さすがのすわり心地だったけれど、好みとしてはメッシュ座面の不安定な感じがどうしてもなじめず、もう少しカシッとしたものが自分にあっていそうだということが分かった。

そんなことで始まった椅子探しの旅。



2 Comments

  1. 自分も座り仕事で、同業には腰を痛める人も多いです。
    幸い腰痛はないのですが、人生で最も長い時間いる場所なので、少し贅沢したいところです。
    でも、猫が椅子好きで、すぐ毛だらけ、毛玉ゲロだらけになっちゃうんですよね。
    うーーん。

    • ken wrote:

      >絵仕事 界屋さん
      コメントありがとうございます。座り仕事だとやはり椅子は気になりますよね。私も今回の経験で、「いい椅子を長く使う」ということは身体のためにも経済的にもいいことだと痛感しました。
      猫対策はちょっと大変そうだけれど、猫好きの人は世の中に多いので、何かいい対処方法があるのかもしれませんね。

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