昨年は高橋和巳の生誕80周年、没後40周年。
ある時期熱狂的に支持されていた彼の著作を、今は手にする若者も減ってしまったのだろうか。ほぼ同世代ながら、センセーショナルな生き方をした三島由紀夫が一昨年没後40周年だったのと比較して、高橋和巳が人々の話題に上がることはほとんどなかったように思う。
思いがけず、同じ内容で長く引っ張ることになってしまったけれど、椅子探しの旅も終着までもう少し…。
Okamura Feego
アッパーとミドルクラスの中間くらいに位置するシリーズ。座高、リクライニングの調整などは同メーカーの他の椅子と共通する感じで、操作性は良い。
新しいものを手に入れるとき、やはりネットで情報を集めるのが常套手段となっている。
「どんな椅子でも」これまでのものよりは快適だろうと思っていると、どうもそうでもないらしい。
そこで、とりあえず椅子探しの方針を大まかに決める。
高校生の頃から使っていた椅子がいよいよダメになってしまった。
兄が東急ハンズで見つけてきた製図用に椅子で、当時はガスリフト付きや転倒しにくい5本脚のものはとても珍しかった。どこにもメーカー名とかがないので、ひょっとするとハンズのオリジナル商品だったのかもしれない。すこぶる快適だったので、すぐに自分用にも買ってもらい、それ以降は大学時代のアパート暮らしを含めて引っ越しをするたびにいつも一緒だった椅子。
(Read more...)コンクラベ。
ヴァチカンで新しい法王を決める選挙(あれはコンクラーヴェConclaveか)のことではない。現在、我が家の軒先で繰り広げられている闘い。
毎年、春から夏にかけてハチが巣作りのためにやってくる。女王バチは単独で巣を作り始めてやがて繁殖活動をおこなっていく。ハチとしてもなるべく安全な場所に巣を作りたい。単独でいる間は作りかけの巣を外してやれば、「ここは安全じゃない」とあきらめて他の場所に移動してくれる。だから、早い時期に巣を見つけて外すのが肝心なのだ。
(Read more...)以前紹介したシジュウカラの抱卵は残念な結末を迎えてしまった。通常であれば、2-3週間ほどで孵化するはずなのに1か月以上たっても雛が孵る様子がない。それでも親は健気に卵を温め続けていた。
7月の初めはここでも暑い日が続き、冗談交じりに「このままじゃゆで卵になってしまうんじゃないの」といっていたのが、図らずもあたってしまったのか…。卵を確認してから1か月半ほどしたころだろうか、ついに親鳥を見かけなくなった。
(Read more...)友人の伊藤賢一さんが家族連れで遊びに来てくれた。彼はツアー途中での立ち寄りも含めると数か月に一度は顔を出してくれる。こちらとしても会う楽しさに加えて、最も弾き込まれている楽器の一つといってよい彼の愛器の状態をまめにチェックできることも大変うれしいことだ。
昨年、第一子が誕生した時にお祝いをどうしようかと考えていたところ、奥さんから「看板がいいなぁ」というリクエストがあったので、
(Read more...)毎年この時期には必ず白いテッポウユリを数本。
つぼみがだんだんとひらいていくと、独特に香りが部屋いっぱいに広がる。
今の流行はカサブランカ系の華やかな種類のようだが、シンプルで清楚な感じのこの花がよい。
連れ合いが一度庭にユリの球根を植えたことがあったけれど、残念なことに芽を出さなかった。
(Read more...)インターネットなど影も形もなかった70年代前半。映画や音楽、演劇の情報誌がいくつか創刊され、東京では71年創刊の『シティロード』と72年創刊の『ぴあ』が勢力を二分していた。
今では想像できないと思うがこのような情報誌が登場する前は、例えば映画ならば新聞の映画館上映予定欄が唯一の情報源。当然すべての情報が網羅されるはずもなく、マイナーな映画館や演劇情報などはよほど丹念に探すつもりでいないと、