コンクラベ。
ヴァチカンで新しい法王を決める選挙(あれはコンクラーヴェConclaveか)のことではない。現在、我が家の軒先で繰り広げられている闘い。
毎年、春から夏にかけてハチが巣作りのためにやってくる。女王バチは単独で巣を作り始めてやがて繁殖活動をおこなっていく。ハチとしてもなるべく安全な場所に巣を作りたい。単独でいる間は作りかけの巣を外してやれば、「ここは安全じゃない」とあきらめて他の場所に移動してくれる。だから、早い時期に巣を見つけて外すのが肝心なのだ。
(Read more...)今の土地に移り住んで間もない頃のこと。
地区の集まりで飲んでいた時に、私がギターを作っていて音楽好きだということを知ってか、「ずっとこの地区で音楽のサークルをやろうと思っていたんだよね。一緒にやろうよ。」と声をかけてもらった。こうして地元にフォークソング研究会(「研究会」という名称は発足人がこだわった部分)が発足した。
以前紹介したシジュウカラの抱卵は残念な結末を迎えてしまった。通常であれば、2-3週間ほどで孵化するはずなのに1か月以上たっても雛が孵る様子がない。それでも親は健気に卵を温め続けていた。
7月の初めはここでも暑い日が続き、冗談交じりに「このままじゃゆで卵になってしまうんじゃないの」といっていたのが、図らずもあたってしまったのか…。卵を確認してから1か月半ほどしたころだろうか、ついに親鳥を見かけなくなった。
(Read more...)友人の伊藤賢一さんが家族連れで遊びに来てくれた。彼はツアー途中での立ち寄りも含めると数か月に一度は顔を出してくれる。こちらとしても会う楽しさに加えて、最も弾き込まれている楽器の一つといってよい彼の愛器の状態をまめにチェックできることも大変うれしいことだ。
昨年、第一子が誕生した時にお祝いをどうしようかと考えていたところ、奥さんから「看板がいいなぁ」というリクエストがあったので、
(Read more...)毎年この時期には必ず白いテッポウユリを数本。
つぼみがだんだんとひらいていくと、独特に香りが部屋いっぱいに広がる。
今の流行はカサブランカ系の華やかな種類のようだが、シンプルで清楚な感じのこの花がよい。
連れ合いが一度庭にユリの球根を植えたことがあったけれど、残念なことに芽を出さなかった。
(Read more...)無事ライブを終えた竹内いちろさんと伊那に戻り、いつも通り酒を飲みながらの音楽談義。同年代で似たような音楽を聴いてきたこともあり、かなり濃い話となるのが常。
今回、話題の中心はギタリストのラリー・コリエル。この人のこととなると、現役プレイヤーを前にしてもこちらとして引くわけにはいかない。自分の演奏を重ねているソロアルバム、ギターやほかの楽器とのデュオなど、次々と音源を引っ張り出してきては聴きまくっていく。聴いたのは(写真右奥から時計回りに)
(Read more...)日曜日はライブの音響サポートで南信の治部坂高原へ。演奏するのはギタリストの竹内いちろさん。事前情報ではかなり残響の強い会場なので、音響のセッティングに難儀するのではということもあり少し余裕をもって会場入りした。
確かに残響が耳に残るので、生音では音の芯が残響に埋もれてしまいそうと判断して機材を通すことに決める。事前に考えていたようにスピーカーのセッティングを高めしてやや下向きにしたところ、お客さんの入る範囲内は比較的クリアな音が得られることがわかったので、あとはEQやリバーブ量などの細かいセッティング。それもほどなく終わり予想よりも短時間で準備が完了した。
(Read more...)インターネットなど影も形もなかった70年代前半。映画や音楽、演劇の情報誌がいくつか創刊され、東京では71年創刊の『シティロード』と72年創刊の『ぴあ』が勢力を二分していた。
今では想像できないと思うがこのような情報誌が登場する前は、例えば映画ならば新聞の映画館上映予定欄が唯一の情報源。当然すべての情報が網羅されるはずもなく、マイナーな映画館や演劇情報などはよほど丹念に探すつもりでいないと、
すぐ手の届くところに双眼鏡と友人から譲り受けた野鳥図鑑を置いている。
埼玉の郊外に住んでいた時に詳しい図鑑を手に入れたものの、なかなかどの鳥なのかを見極めるのが難しかった。
友人からの図鑑は写真ではなくイラストベースのもの。写真だとどうしても撮影した瞬間の姿に左右されるが、イラストだと特徴的な要素をすべて絵に入れているので、ぱっと見た姿をもとに同定しやすいということに気が付いた。