夏祭りライブ

今の土地に移り住んで間もない頃のこと。
地区の集まりで飲んでいた時に、私がギターを作っていて音楽好きだということを知ってか、「ずっとこの地区で音楽のサークルをやろうと思っていたんだよね。一緒にやろうよ。」と声をかけてもらった。こうして地元にフォークソング研究会(「研究会」という名称は発足人がこだわった部分)が発足した。

基本は月一回に例会と称して集まり、各自がやりたい曲を持ち寄って練習する。ただ、これだけではなかなか目標もなくてやる気を持続するのも難しいから、年一回ぐらい地区の公民館を会場に音響なども自分たちでそろえて手作りのライブをやろうということになった。

何度かライブを行うものの、集客にはいつも苦労をする。せっかく練習を重ねるのだから、もう少し多くの人に聞いてもらいたいという気持ちもあり、今年は地区の夏祭りでミニライブを敢行して秋ごろ開催予定の本ライブに向けてPRをしようということになった。
いつものライブでは自分たちのやりたい曲をずらりと並べるが、今回はお客さんに喜んでもらえるものを選ぼうとメンバー一同悩みながら決めたのが、

空をこえて 海をこえて
童神
恋しくて
愛と風のように
さらば恋人
赤いスイートピー

夏ムードを出すべく沖縄ソングと昭和歌謡という路線。

(画像は2006年のライブ)

地区の活動を引っ張っている50-60代から、小さな子供のいる若い家族まで、思いのほか大勢のお客さんがライブを楽しんでいってくれた。夏祭りに参加するために来た人がほとんどだが、中には「ライブを聴きに来たよ!」といってくれる嬉しい声も聞こえた。

演奏は練習の成果(?!)が正直に出たものだったけれど、自分たちも楽しみ、聴きに来てくれた人も喜んでくれたとても気持ちの良い時間だった。



2 Comments

  1. kiya wrote:

    私の住む地域では夏祭り自体がなくなってしまいました。
    ミニライブの曲目、特に昭和歌謡は完璧に歌えてしまいますw。
    ところでKenさんの持ち歌は何でしたか。

    • ken wrote:

      >kiyaさん
      コメントありがとうございます。
      こちらも以前は盛んだった地区ごとの盆踊りなどはどんどんなくなっています。焼きそば、たこ焼き、金魚すくいなどの夜店と子供向けの花火大会がメインの行事となっています。
      お盆時期の夏祭りは、地元を離れている子供たちが同級生とあったりするプチクラス会的な役割もあるようです。

      今回は珍しく2曲、「恋しくて」と「さらば恋人」を歌ってしまいました。

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