Live in Ina
今の土地に移り住んできて9年になる。仕事を行う環境、周りの自然、地域の人たちなどに恵まれ快適な生活を送っているけれど、唯一の悩みは生の音楽を聴く機会がほとんどないこと。こればかりは都会の近くで暮らしていた時と比較のしようがない。
「それならばっ」と思い、幸い知り合いのミュージシャンの協力もあったので自宅でライブを開催して音楽を聴く場を作ることにした。
そして一番最初に行ったのが2005年の夏、養老彌助さんのライブだった。
その後もほぼ毎年のように歌いに来てくれ、今年最初のライブも彌助さん。
恒例の(暑い大阪から避暑も兼ねた)夏ライブだ。
ライブ当日は山の天気で時折強い雨が降ったかと思うと強い日差しが照りつける不安定な天気。開場直前にはスコールのような雨があり、客足に響くのではと少々気がかりだがこればかりはいかんともしがたい。
それでもそんな心配をよそに、友人たちの声掛けのおかげあって地元の人を中心に客席が一通り埋まる盛況ぶりだ。
定刻から少しだけ押してのスタート。3曲目あたりからは彌助さんのパワフルな歌声が炸裂する。大阪人ならではのウィットの利いたMCとも合わせ、お客さんがぐんぐんと彌助ワールドに引き込まれていくのが最後列のPA席(というほどのスペースではないが)からもはっきりとわかる。
途中休憩をはさんでの2時間近くのライブ。ギター一本の弾き語りでも全く飽きさせないバリエーションの多さ。歌を聴きながらその映像が目に浮かぶようだといっていたお客さんの言葉がとても印象的だった。
ライブが終わり、会場を後にする人々がとても幸せそうな顔だったのが何よりうれしい。準備やら集客など気がかりな要素が多いライブ開催だが、やっぱりこういう場を作ってよかったといつも思う。
素晴らしい演奏をしてくれた養老彌助さんと、こんな山奥の会場まで足を運んでくれるお客さんたちに感謝。
ライブと言えば、ここ数年は娘の吹奏楽コンクール(これもライブなのかw)くらいしか行っていないので、秋になったらギターの調整も兼ねてライブにお邪魔しようかなと考えております。
>kiyaさん
コメントありがとうございます。
次回は10月22日に東京から伊藤賢一さん、栃木から小川倫生さんをお迎えしてのジョイントライブを予定しています。
ただ、ライブイベント時はスタッフとしてバタバタ動かなければいけないのと、アーティストの方が滞在するなどありますので、当日もしくはその前後にその場でギター調整というのは難しいと思います。ご了承ください。